6294 名前：
ゴジュラス ◆ZX2DX6eltM [] 投稿日：2015/12/27(日) 21:10:59.71 ID:mvKfWdI5
ｌ￣￣ｌﾞiﾞi㎜㎜㎜
ｌﾃ￣￣￣ﾃﾕ ﾞi､ Ei
／￣ ￣￣／￣￣i 〉 ＼
/ ∧ ／ ＿__ ,'/ Ο＼ 予告無しで恐縮ですが再開します
/＿∨＿_／ ∠＿/i ,'/j_--''´ｺ
┌／／／／／＼--________／ ﾍ |㎞ﾞi
┌‐／＿ ／―┐￣｀|／-'i´.E| | | |㎜ソ
┌／／／／―┐ ／ i ﾞi E| ｌⅢｌ_--､|
「 |n|n| ﾞi＿＿__／´ﾞ┐┐ || E| / /三三 ﾞﾞi
|‐‐‐‐‐ i i i ┐ | |┌┐E|ｍｍ| i三三三 .|
|| | | | | |┃┃| i |. | ‐'''ＮＮＮＮ' | i三三三､/
ヽ────────‐'ＮＮ ＮＮ／／￣ ｌ┐
ＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮ Ｎ ／／ﾞiﾞi ┐￣＼
ＮＮ／ Ｎ ／／ﾍﾍﾞiﾞi / / |
Ｎ ＮＮ／／|ヽ ﾍﾍ / /
ＮＮＮＮＮＮＮＮ／ ／| | ヽ ﾍﾍ/ /
／'''''‐------／,／三| | 匚冂／/
/ /￣￣￣´´ 三| | ／ /
.
6295 名前：
ゴジュラス ◆ZX2DX6eltM [] 投稿日：2015/12/27(日) 21:13:48.10 ID:mvKfWdI5
ｏ ο ｡
ﾟ ° Ｏ
O ｡
◯ o °｡ o
ｏ
ﾟ ゜。 ◯
。 ﾟ ° 。°｡
Ｏ °。
o ο ｡ ° ｏ
ο O
｡° ｡ ゜ ﾟ゜ o
ｏ ゜
Ｏ ｡
◯ ﾟ°
゜ ｏ ο Ｏ
ｏ
ﾟ ｡ O
今夜は雪が降る。
この雪が、魔女からこちらの姿を隠すことになるか。
それとも逆に、此方から魔女を隠すことになるか。
【 昼の魔女捜索安価 】
１D100で出目85以下なら魔女発見
安価↓3
6296 名前：隔壁内の名無しさん[sage] 投稿日：2015/12/27(日) 21:14:33.93 ID:ZlZvl1+T
【1D100:27】
6297 名前：隔壁内の名無しさん[sage] 投稿日：2015/12/27(日) 21:14:43.42 ID:QzgsnoJE
【1D100:93】
6298 名前：隔壁内の名無しさん[sage] 投稿日：2015/12/27(日) 21:14:47.28 ID:ht4aQZyS
【1D100:37】
6300 名前：隔壁内の名無しさん[sage] 投稿日：2015/12/27(日) 21:17:53.83 ID:KNUL4Gwf
今回はダイスがまともに仕事しとる
6301 名前：隔壁内の名無しさん[sage] 投稿日：2015/12/27(日) 21:19:30.33 ID:Bu9A8o3y
一つずれてたら大惨事だったぞｗ6302 名前：
ゴジュラス ◆ZX2DX6eltM [] 投稿日：2015/12/27(日) 21:23:56.42 ID:mvKfWdI5
,. …=…‐-
'" '"｀ﾞ` ﾐx､
／,ィ≠ミ、 ,,-= 、 ＼
/／ (⌒) |l 丿(⌒)＼ ＼
//ο ⌒ー｀￣´_jﾚ、 ο＼ ＼
/｛ ／⌒Y ) ( ,ｧ≠=ミｘ ﾉし' ｝ ＼、
,' (i! {i ,'冫 ﾉ ﾉし'{i ,'冫 ハr._，| ｀､ ≧=- _
,' ｜.》ﾘﾊ〈{ f‐メ l! ,ﾒ、ﾙﾊ, |.ｬ_ｧ| ヾ、 ,,;～ニ'"_⌒`
,′ ,∨ ｲーミ ^Y^ 〉f-―ﾘ‐!〈 廴_! ',｀ ､彡ヘ⌒ー-=ミx
i! 奚从杙鈊、_ノﾉ' "雀莎ヾ=-ij=- 、｀ 、` ＼ ＼、
| 塋 ﾊ ｀¨´ , ｀¨¨´| 叉_丿ﾐ ', ｀ー 、
ﾉ,ﾊ! "" .ハ ′ | ｀ﾞ` ﾄ 、 ＿ - "⌒¨´
/′| ＼ 、__ ﾒﾊ ∧ ! ,ﾊ! 入
| l! （｀ﾒ､＼ _ .. ィ"/´ﾞ! /}}ｉ| i!!ﾘ⌒ﾒ､乂ヾ ｀ヽ,、
|ﾊ八j |＼、,,≠L＿___⊥ｦ/′ .|/ﾘ＿__ミ=- ｷ=- ヾ メx、
_＿__＼{-‐,ｧ======ﾐｘ%㌢=- /′ 刈 _,、 ｀､｀ ､ ＼＼`ー 、
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i〃ｨｆｱ xミ=-|li:i:i:i:i:i:i:i:iー 、`爻辷｀¨て廴ﾐ＝=‐- ﾂ〉
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i,兮 、 |しﾘ }i№i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::... ー=彡 /／ イ
)＼、 ___/i:i:i:i:i:i:i_,爻"゜i:i:i:`ー-=彡":i:℡i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:. ｀入 }
. (（r=彡′j廴__／:::ｿi:i:i:i:i梦ｨ笊芹"(￣￣_)ﾐx､:i:i:i:j[ii:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:. /ﾉyﾆニ彡'
_ノ ／:::ｌ:i:i:i:i:i／:i:i:i:i:i:i:i:iﾉﾘ::::￣:{!i:i:i:i:ﾟ弐它∬i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ⌒ミ=´/／ 丿
⌒ﾒ､ ,.イ::::／i:i:i／i:i:i:i:i:i:i:j!彡":::: ::::::::}!i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∬i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{:::::ヽ-‐''"ﾞ`=彡′
. ｀ ⌒¨´ﾘi|::〈{i:i:i i! i:i:i:i:i:i:i≠::::::::::::: :::::::::||i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∬i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヽ::::::≦二 _
今度こそ見つけた。
見つけてしまった。
何の罪もなく、ただ不幸にして魔女とされた少女を。
最早残りカスとなった魔力をかき集めて、なんとか生命を繋いでいるだけの体
それでも懸命に生きようと足掻く姿は、どんな名画よりも雄弁で、どんな神曲よりも厳かに、
生命それ自体が奇蹟である事を物語っている。
きっとそれは、彼女の主にとっても同じように映るのだろう。
6305 名前：
ゴジュラス ◆ZX2DX6eltM [] 投稿日：2015/12/27(日) 21:38:55.46 ID:mvKfWdI5
- , -
. ´ ⌒γ⌒ ` .
／／ ＜ ＼=-
/ / ＼ ヽ `
/ , ＞ ''"( )≧ﾆ彡 Y `
／ ／ ( _ ) `=ー=´ ( _ ) ＼
／ ｲ / ∠ ゝ ⌒) (⌒ ノ/ヽ ＼ `
ゝ _ 彡 / / ⊂＝ｲ ＿ 〈 〉 ＿ ／////ﾑ ＼
// | :|ﾄ、 ／ / ) ) ( ( ＼////, ミ=-
/, | :l///// ー≠ﾊ/＼人／ マ＝ー Ｖ//l:. ヽ
i/ ﾉ :|///( /|/ |＼ Y ／从ヽ＼ )//|:::.. ＼
l / | ／ 弋云テ )/)ﾉ 弋云テ＼`<.l:::::. ＼
/ / ﾑ| | | " " Y | ヽ＼ Y
/／/{ ___l| | |、 、 .ｲ ト、} ＼
／ / ﾑ川l| | |l:::::... _ _ ...::::::| |ﾑ川ト 、 l
/ ノ |l| | |lYニ ≧ _ ＜ニY|:| il | |＼:::::::::ヽ li
/／ |l| |从|ﾉ ｲﾆ=ー- ー=ﾆｱ ﾑ|ﾉl |lノゝ:::::::::::::::ﾑl
r "￣!i| |￣人 { } 人::l |￣￣￣ V 乂ヽ
. / .人 | <／ ＼ ＿＿ ／ ＼>lﾉ lゝ )
/ ' 「i 、 _ l」 彡 ﾑ Y ハ
ﾑ ﾚ´> ⌒(＼＼＼ <Y 、ゝ ノ
| /| Y / /(＼ ＼＼＼ l |l ヽノ
ノ /:::| V / /＼ ＼ ＼` Y l .l:::i ＼
／ ﾑ::::| l ム / ヽ l .l ll:::i: >
< 〈::::::| l ` /:::) / ﾉ ll::::l (
> Ｖ:::| l＼ 人 }::/ / / ll::::l )
彼女の主は、決して善良な男ではない。
むしろその行いは悪であり、時に秩序とはかけ離れた行動をとる。
だが、その結果が破壊と暴虐をもたらす訳ではない。
また彼が悪人であるからといって、性根まで腐った人間である訳でもない。
自分がかつて神を信じて人々を戦に駆り立てたように、彼もまた信じるものがあり、その為に悪を成す。
いやむしろ、自ら悪と認識している分、自分などより余程マシなのだろう。
人は、自分を認めたいが為、認めて欲しいが為に、自らの悪から目を逸らして正義を掲げる。
それは決して間違った行いではない。
しかし、自ら掲げた正義に溺れる者は、容易に悪へ変貌する。
正義は常に自分にあると勘違いした人間は、自分以外の正しさを認めず、
自分こそが正しいと悪逆すらも正義に塗り替えようとするからだ。
人類の長い歴史において、幾度も繰り返されてきたこと。
その中にあって正義から悪へと貶され、また時の権力者によって再び正義へ塗り替えられた
自分の歴史こそ、これほどに滑稽なものはないだろう。
6307 名前：
ゴジュラス ◆ZX2DX6eltM [] 投稿日：2015/12/27(日) 21:49:52.74 ID:mvKfWdI5
-‐=￢ -―…―-
／ |
／ . -‐=＝＝=‐- . ＼
／ ｘ==ミ (⌒) ┐ ＼
/{ 〈/¨¨⌒ー‐ |: ｰ┐
/ / /ゝ=-／ ￣￣￣＼ 八 ∧
/ / /O / ／ ／ ＼ ＼_／O
/ ﾟ //／ト／ ／／ } ノ{´ { o|
／ |_f「‐┘/│ ｒ==トミ .／| ノ },//⌒ヽ￤ （―――やる夫、魔女を見つけました）
／ ／ Y＾Ｙ ∨| :| 圦_爪｀ヾ | :/「 ゝ'＾｛ ;
／ ／ / 八_ﾉ 八:| ＼ﾝ |/:│0 ／ / ./
⌒¨¨ア / 〈∧〉 ！ ＼ 厶イ ｘ≦ /〈／
ー=彡 -‐ｧ ／ ＼’ 〃厂 ／｛ 『―――分かった、すぐそちらへ行く』
／ ／ ／i/ ′ |＼ 〉' ／／〈
／Y ∠ ´ / ／::. | - .::／ |⌒´
/ |／'＾⌒ 厶イ ∧ :ﾄ. ｀ ..:::::; |
／{ ／＾ー‐=ﾆ ／└'f^Y ∧ | ..< ／ ,人
. /Y__,,.. -=ﾆニニニニニニ％ ＼ .::≧o｡o个.／; ／＼{
‐=ﾆニニニニニニニニニニ ∧〉≧==く｝ ⌒＾ 厶イ
ニニニニニニニニニニニﾆ∧〉⌒Ｙ Y,〉=-
ニ＾iｒ=ミニニニﾆ|ニ 〉〉ﾆｒ=ｧ 〉 :｝| ｝|∨ﾆ=‐-
ﾆイ/ニニニニニ|ﾆ://ｒ=く=＼＼ ＼rノ, }ﾄ.ニニニ
=//ニニニニニニ/ｆア¨ニニ 丶.＼ ／／ﾆ％ﾆ:/ニ
//ニニニニニニ//ニニニﾆﾆ=-＼__／ニニﾆ%/ニニ
. ニニニニニニ//ｧニニニニニ{{ニＹニ}}ニﾆ∨ニニﾆ
嗚呼、やはり。
やる夫の一言で、察してしまった。
彼は私ではなく、自分の手を汚すつもりだと。
即断即決、先手必勝のやる夫にしては珍しく、今回の魔女への対応は要領を得なかった。
彼自身の中に、わずかに迷いがあるということだろう。
だが、私が魔女を見つけたと聞いたやる夫の声色は、その時点で切り替わった。
自分がやらねば、私が罪なく少女を手に掛ける事になると思ったのだろう。
何と哀しき優しさだろうか。
自分の都合で誰かが手を汚す必要があるなら、その役は自分が引き受ける。
そうやって彼は、今まで味方の誰一人として手を汚させることなく、ここまで戦ってきた訳だ。
.
6308 名前：
ゴジュラス ◆ZX2DX6eltM [] 投稿日：2015/12/27(日) 22:08:19.16 ID:mvKfWdI5
,. …=…‐-
'" '"｀ﾞ` ﾐx､
／,ィ≠ミ、 ,,-= 、 ＼
/／ (⌒) |l 丿(⌒)＼ ＼
//ο ⌒ー｀￣´_jﾚ、 ο＼ ＼
/｛ ／⌒Y ) ( ,ｧ≠=ミｘ ﾉし' ｝ ＼、 （いいえ）
,' (i! {i ,'冫 ﾉ ﾉし'{i ,'冫 ハr._，| ｀､ ≧=- _
,' ｜.》ﾘﾊ〈{ f‐メ l! ,ﾒ、ﾙﾊ, |.ｬ_ｧ| ヾ、 ,,;～ニ'"_⌒` （それには及びません）
,′ ,∨ ｲーミ ^Y^ 〉f-―ﾘ‐!〈 廴_! ',｀ ､彡ヘ⌒ー-=ミx
i! 奚从杙鈊、_ノﾉ' "雀莎ヾ=-ij=- 、｀ 、` ＼ ＼、 （これは、私がやるべき事です）
| 塋 ﾊ ｀¨´ , ｀¨¨´| 叉_丿ﾐ ', ｀ー 、
ﾉ,ﾊ! "" .ハ ′ | ｀ﾞ` ﾄ 、 ＿ - "⌒¨´ （貴方のサーヴァントとしてだけではなく、
/′| ＼ 、__ ﾒﾊ ∧ ! ,ﾊ! 入 聖女ジャンヌ・ダルクとして）
| l! （｀ﾒ､＼ _ .. ィ"/´ﾞ! /}}ｉ| i!!ﾘ⌒ﾒ､乂ヾ ｀ヽ,、
|ﾊ八j |＼、,,≠L＿___⊥ｦ/′ .|/ﾘ＿__ミ=- ｷ=- ヾ メx、
_＿__＼{-‐,ｧ======ﾐｘ%㌢=- /′ 刈 _,、 ｀､｀ ､ ＼＼`ー 、 『……』
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i〃ｨｆｱ xミ=-|li:i:i:i:i:i:i:i:iー 、`爻辷｀¨て廴ﾐ＝=‐- ﾂ〉
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i,兮 、 |しﾘ }i№i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::... ー=彡 /／ イ
)＼、 ___/i:i:i:i:i:i:i_,爻"゜i:i:i:`ー-=彡":i:℡i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:. ｀入 }
. (（r=彡′j廴__／:::ｿi:i:i:i:i梦ｨ笊芹"(￣￣_)ﾐx､:i:i:i:j[ii:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:. /ﾉyﾆニ彡'
_ノ ／:::ｌ:i:i:i:i:i／:i:i:i:i:i:i:i:iﾉﾘ::::￣:{!i:i:i:i:ﾟ弐它∬i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ⌒ミ=´/／ 丿
⌒ﾒ､ ,.イ::::／i:i:i／i:i:i:i:i:i:i:j!彡":::: ::::::::}!i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∬i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{:::::ヽ-‐''"ﾞ`=彡′
. ｀ ⌒¨´ﾘi|::〈{i:i:i i! i:i:i:i:i:i:i≠::::::::::::: :::::::::||i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∬i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヽ::::::≦二 _
》》::ヾ、:{i i:i:i:i:i:i〃::::::::::::::: ::::::::::{{i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i㏍i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}〉ゝ::::::::::{⌒
巛::::::::{{i|l i:i:i:i:〃::::::::::::::::::: ::::::::::{{i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i||i:i:i:i:i:i:i:i:i:／￣￣´::::::::::|￣
やる夫の沈黙を、私は了承と理解した。
彼は、仲間の手を汚したくない我儘よりも、英霊としての私を尊重したのだ。
我が主に、心より感謝を。
そしてどうか、その心安らかにあれ。
これより、罪なき少女に手を下す事実すら、正しく尊い行いに染め上げましょう。
我が身はこれより正義の権化……悪しきを正しきに変える、卑劣で傲慢な技法を、
少女の為ではなく愛しい貴方の為に使いましょう。
.
6309 名前：
ゴジュラス ◆ZX2DX6eltM [] 投稿日：2015/12/27(日) 22:16:42.64 ID:mvKfWdI5
;';:',:'.:';';:',:'.:',:'.:'爻彡爻爻彡彡彡彡!;';:',:'l {,:'.:'Y,:'.:',:'.:',:'.:',:'.:';';:',:'.:';';:',:'.:';';:',:',:'.:';':.爻彡爻彡彡ｯ
,:'.:',爻彡,:'.';';:';';'爻爻彡彡彡'⌒´;';:';';:'ｌﾘ゛ ヾ弌_j:Y,',:',',:';爻彡'^;',:';',:';',爻彡彡;',:'爻彡彡彡'′
爻彡,:'.:';';:'ｘｯ爻彡彡彡'´;';:':;'ｌ:l;l爻州ﾘ_, （乂_j;',:';',:';Y;',:';',:';'ｯ爻彡'⌒;',:'爻彡彡ｼ′从
彡;';:','ｘ爻彡彡ｼ爪;';;';i:i:i:i;i;i;i;i;ｯ爻彡⌒ {乂三,:'!;',:'ｯ爻彡;';ミー爻彡ｸ⌒´i;i;i;i;ｯ爻
,:厶辷彡ﾞ⌒＾´ ⌒ヾﾆ圷爻彡彡ﾞ⌒ (乂三.小ィi ト-'⌒´辷ﾐ行爻彡ｯ'
|ｉｌ ,、 ｀Yl|i<＾ に、 ｌ{_, } ｀⌒YlY⌒¨´
li Ｎシ Niﾚﾞ i%)} jｌ:｢ /Ｌ、 !iljﾜ
l | |i|li !l rr|<ｼ⌒`' !|!|
l _j{, ､ ｨｯx ,、_ |j|l| }l _川'¨,、ｨｯx:、｣j|∟、
{ %l.':;}L_':.':'ミx'⌒ヾ,:'.:',ヾｰｘ;_,、 ,、ｨｯvzx;_ ｨｯx:､_! i'@’j,:'.:ミ;';,:'.:'..'.'.'.ヾ⌒ヾ
f《d/ｼ'＾`.:.:,:'.:ﾘ:,:)',:'.:',:'.:','.:',:ﾞ;';:',:ミ:xz、 〃.:',:':,:'.ﾐｯ彡ｯぐ,:,:'.:':r小ぐ＾l_,|,:'.:',:'.｀ヾ⌒ヾ!,:'jミミ
l:ﾚ′,:'.:',:'爻彡'⌒,:'.:',:'.:':ｘ',:'.:',:'.:ヾ癶⌒ヾｰｘ;、{,:'.:'ｯ爻彡彡＾:'.:',:'.:',:'.｀丁ｲ !{;';:',:'.:':⌒:'.:',:'.:',.'.'彡
Ｍ:!,:'.:',:'ｯ爻彡ｼ,:'.:',:'.爻彡:',:,:'.:',:'.:',ﾘ,:'.:',:'.:','ｨｯﾘ ^¨⌒^ﾞ^⌒ﾞ{!,:'.:',:',:'.ｨ爻j l l:N;';:',爻彡:'.:',:!.:'爻彡
ｌi !j_爻彡彡',:'.:',ｰ爻彡彡ﾐ.:,:'.,:'.:,:'.:',:'.:'ｯ爻彡ｼ:': ; : ': ; :': ; : :乂:,:'.:爻彡｣|l !j: l !j_爻彡,:'.:',:'.爻彡彡
ﾉ从Z＿⌒^ﾞ￣＾⌒^´￣ﾟ⌒＾ﾞ^¨￣´＾⌒ﾞ＾⌒: : ; : ': ; : ': ; : ':￣＾⌒＿_,ﾌﾘ从ﾉ从Z＿ﾞ＾"⌒¨￣＾⌒
爪jヾ{⌒ヾ: :': ; : : ; : :'; : : ; : :': ; : :'; : :': ; : :'; : : ; :' : :': : : ; : : : ; : :⌒ﾌr爻人爪jヾ{⌒ヾ; :' : ; : :' ; : :
/ 三三三三三三三三三三三三|
i三三三三三三三三三三三三ﾂ|
',三三三三三三三三三三三三ﾐ|
|三三三三三三三三三三三三|
', 三三三三三三三三三三三ﾐ| はぁ……はぁ……
ﾄ､三三三三三三三三三三シ|
/ミ三三三三三三三彡ﾂﾇ'´ﾄi ゴホッ……
i ｀￣￣￣￣´ i | |i.}
乂i A ∧ ハ |＞､ |`| .|/｀i 早く、魔力を……
| ﾍ､|=ﾚミﾚ' ｀､ﾉ=＝ﾚ i .| ﾉ ,
,ｨ' ￣￣/ .∧ ＿,ｨ-､ i ﾄ〈三彡"
／::i 广￣￣´ ,ｨ┴―‐‐-＜_|＿_|￣｀､
〈:::::::| r'´ { ｀､＿|＿＿_
ｲ￣::__,ｨ-ｲ´{ | ､__ｨ ヽ ＼＼i ／ヽ､
__,ｨ‐'´__,ｨ'´:::::::::::::::| └‐ｬー‐'´ _＿〉 〉 〉/.|／:::::::::::::i
／::::｀‐´:::::::::::::::::::::::::::{ ﾗヽ‐--ゝ―‐'´‐'´ｲ/::::::::::::::::::::|
／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀､ ,ﾉ::γ/ / | ,':::::::::::::::::::::::::|
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀､ -‐一'´:::::{, ' / ﾉ /:::::::::::::::::::::::::::|
真っ暗な森を、よろよろと人里へ向かう少女が一人。
魔力の枯渇によって身体機能が低下し、免疫力も著しく低下している彼女の体は、
控えめに言ってボロボロであった。
最早、虫を操るだけの魔力すらも惜しい。
かくなる上は、自ら赴いて魔力を直接補給するしか無い。
その方法すら定かではないまま、少女はただ生きたい一心で魔力を目指して歩いていた。
.
6310 名前：
ゴジュラス ◆ZX2DX6eltM [] 投稿日：2015/12/27(日) 22:21:56.96 ID:mvKfWdI5
だが、思うように動かない足がもつれ、雪の中へ倒れこんでしまう。
これ以上動くのは辛いが、動かなければ死んでしまう。
よろよろと身を起こす少女の前に、いつの間にか手が差し伸べられていた。
＞ ￣ " '' ＜
ィ ) .{ ) ＞、 ヽ,
r j´ 彡 ゝ., ,. イ ⌒ ヽ ヽ
/ ⌒ =彳 rγ r ヽ) ゞ, ,ノ rヽ `
Y (`／"￣ )丿 ( >=ミゝ=-- ﾏ ` i 大丈夫ですか？
. ﾑｲ/ /丿 ,´ / マ`ヽ ) l l
, ｨ /.ｲ /( ´ し ｨ i ', イ ノ)l |
| /l /-=〈:ﾑ ^ ,.ィ升 ｲ ｨ } ゝ ノ| .: ::|
δ l 弋ｩﾐﾏ'イ:::::::::／メﾉ/ l i ﾉ ゝ,.ｲ: .::: ::|
ﾑl ｲ`丈:jﾏレ ´／ ﾏz..,_`ﾘﾄ、ヽr へﾉ.: .: ::l: ::|
. { l .::::l } ´ らミｭヽ|i `, ノ.:: .::: .::l::.::|
/iili .::::::l ノ `丈:::ﾉノl 0::::: .:::: :::l::::::l
/.:: .:::::::::. l / }::::.:::::: :::l:::::::l
. ⌒ヽ /ｲ::: .:::ｲ::::::::. 、 ,' {L ﾉ:::::::l::::. ::::|::ﾊﾑ
,.. l_ ', /´ l::.::::' l:|l::::::::. ,. ` ￣ /ｲ i'i'i'iﾊ:::::li::::::::::ｿ '!i,
{ `ヽ } / l:::::' !l !;:: ´ / `, __,. ≦//l .::::ｲ::',::::l:::l::::::::::| `
' ,. -≠ 、 l::' Y l ﾑ￣!--==≠=l .::::/" }::ﾊ|::::＼:::::l
', l ヽ l! { l lマ￣￣ゝ, .l::::/ |::::::l:::::::::ﾉﾊ|
}y ', `, _,. .,_ ＞-', lﾑ .l| ＼ l l:/ ` ,:::::::::::ノ
,! l ＼ >-==-- 、 ￣＞"／ ＼ l >!l l ﾉ / --<.,______
Λλﾐ===ｷ （ ヽ ／ `て´ ＼ .ﾉk ／"￣ ￣`ヽ
6311 名前：
ゴジュラス ◆ZX2DX6eltM [] 投稿日：2015/12/27(日) 22:23:55.46 ID:mvKfWdI5
x──ﾐ ..． "´
厶⌒ー'’￣´
rｧ”´ ..． "´
／｀ｰ─……── ､ハ,.-r一''"
′ `ー=f｀ヽ)ノ￣
ィ/ ーミ__ヽﾉ
／:./ ｿ_ノ
／:.:.:/ ＿..ィァ''′
／:.:.:.:./ /￣lノ ゝｲ
／:.:.:.:.::./ /
. ／:.:.:.:.:.:.:./ /
ほぼ無意識のうちに目の前の手を掴んだ。
その瞬間、その手を通してなにか温かいものが流れ込んでくる。
自分の体を蝕んでいた痛みが、不思議と消えていくのを感じた。
6313 名前：
ゴジュラス ◆ZX2DX6eltM [] 投稿日：2015/12/27(日) 22:27:24.39 ID:mvKfWdI5
∨二二二二＞ { ＼二二|
∨二二ﾆ／ ／ ∧ l ＼ ＼二,
∨二ﾆ/ / / ／ ', :| / ＼ ∨〉
∨ﾆ/ / 厶イ ｜ /! | | ＼ ',
{_/ |: / ―― 、 l /｜ ::| | トミ=- |
,．'´ :|/ ┬―==ミx, ﾉ 八 :|＿|＼ | |
,．'´ . :/l ｛ / ハ ｢ ＼{＼{ヽ ∨ / / あ……
,．'´ . : :/{ | 乂ツ /⌒丶 ∨ / /
￣￣´ . : ／', | / ハ ＼, / /-<
,．'´ . .. . : :／ 八| / 乂ツ ノ/ /´ ｝
. . : : : : . : :／ | } / /ﾉ /
. : : : : : : : . . : :，'’ ＿_从 ／ /__／
: : : : : : : : . : : : ::，'’ ／ .:.:.:.:.沁. r― 、 ＿.,．'´ /: : |
: : : : : : : : : : ::，'_. ┌‐┘.:.:.:.:.:.:.:〈沁. ￣｀´,．'´ /: : : |
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／ , i i!弋ﾉ: :j{ ＼ }: :ﾉ :ﾘ〉, .L:i} :, よく頑張りましたね
／ ｲ i ｲ i!ゝ-: : i!ヽー ﾉ: :｀¨´::/ﾉ ! ﾄ､ :,
ｰ ' ﾉ ﾉ／ i! .i}｀'ー:ﾉｨ忙ﾐ､＼.: : :./iﾘ.! ;! {》=-ｭ､ 貴方はもう、苦しまなくてもいいのですよ
／八 ' ´ i! i}＞''ﾍ 乂シ ＼/ 八ﾉ i!｀ヾ:､ ヽ
/ ゝ i i! ,《〕 :, ′′}! 八
;! ／｀i! λ i! 彡' ﾉ､ :, ､ _ , / ;! .i!/
.ｲ! / ゝﾉi ;! i} ヽ. i}s｡. ｲ /ゝ'′
/ i!′〃 l ノｲ二二ﾞ:,ﾉ､i:}´ ￣ ﾚ
/ ﾘz*'’ ／.////／.:}//≧s｡ﾍ.
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/ i{ノ_,.z} "／///／.:.:/.:.:.:.i}///i}ﾉ､＿ 》:､
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｀ヽ ノ ￣）´ i≫'´//!.:.:.:.:／.:.!///// /////////////
女性と目が合う。
何と美しい人なのだろう。
子供の頃、両親に呼んでもらった本に出て来る女神様のようだ。
温かい手に頬を撫でられ、少女は自分の頬が濡れていることに気付く。
6315 名前：
ゴジュラス ◆ZX2DX6eltM [] 投稿日：2015/12/27(日) 22:35:19.88 ID:mvKfWdI5
.,z‐=‐-ｯ､__
_,zγ'´ミミミミミミ ｀`ヽ､
ζミミミミミミミミミミミミミ｀ヽ､
|ミミミミミミミミミミミミミミミミ}
|ミミミミミミミミミミミミミミミｲ
|ミミミミミミミミミミミミミミミ{ あっ……あ、あの……
|ミミミミミミミミミミミミ,､ミミ|
{_ミミミミミミミミミ , ｨ ミヽミ| わたっ、わたし……
|λ｀`‐ｰーー‐一iミ ,ｨv-wｲ､
|| ﾍ ヽ ﾚ´,､v‐-‐､ﾑ
!ﾍヽ入 ヽ ｉ .V´ミミ,wv､ﾑ
| .个´ ヽ.､ヽ L､| r‐'´,､ ｀i
| ﾄ､ i ヽ冫'´ ｀v -'´ミヽ'`'|
| .| ヽ_iz二i:::::,-‐-､_个､ミ,､ｨﾍiｲ
| |／ ￣てｨ ﾄﾍ Y |
|_,z-ｲｰ‐‐-､__| L,ﾑミｭ､ ﾉ
. ,ィﾚイ | ､ | ハ ｀`tv､
,zィ'´ | | ､ヽ | ｉ ＼ | 〒ヽ､
..ハ .| | | ､ .ヽ | | ｀ｉヽ
今まで閉じ込めていた筈の気持ちが、一気に噴出したかのようだ。
長らく忘れていた家の温かな暖炉。
大好きな家族の笑い声。
それらに包まれているような気がして、涙が止まらない。
,. …=…‐-
'" '"｀ﾞ` ﾐx､
／,ィ≠ミ、 ,,-= 、 ＼
/／ (⌒) |l 丿(⌒)＼ ＼
//ο ⌒ー｀￣´_jﾚ、 ο＼ ＼ 寂しかったですね
/｛ ／⌒Y ) ( ,ｧ≠=ミｘ ﾉし' ｝ ＼、
,' (i! {i ,'冫 ﾉ ﾉし'{i ,'冫 ハr._，| ｀､ ≧=- _ 寒くて堪らなかったですね
,' ｜.》ﾘﾊ〈{ f‐メ l! ,ﾒ、ﾙﾊ, |.ｬ_ｧ| ヾ、 ,,;～ニ'"_⌒`
,′ ,∨ ｲーミ ^Y^ 〉f-―ﾘ‐!〈 廴_! ',｀ ､彡ヘ⌒ー-=ミx ずっとずっと、帰りたかったですね
i! 奚从杙鈊、_ノﾉ' "雀莎ヾ=-ij=- 、｀ 、` ＼ ＼、
| 塋 ﾊ ｀¨´ , ｀¨¨´| 叉_丿ﾐ ', ｀ー 、 さぁ、帰りましょう
ﾉ,ﾊ! "" .ハ ′ | ｀ﾞ` ﾄ 、 ＿ - "⌒¨´
/′| ＼ 、__ ﾒﾊ ∧ ! ,ﾊ! 入 貴女の家へ
| l! （｀ﾒ､＼ _ .. ィ"/´ﾞ! /}}ｉ| i!!ﾘ⌒ﾒ､乂ヾ ｀ヽ,、
|ﾊ八j |＼、,,≠L＿___⊥ｦ/′ .|/ﾘ＿__ミ=- ｷ=- ヾ メx、 貴女が愛した家族の元へ……
_＿__＼{-‐,ｧ======ﾐｘ%㌢=- /′ 刈 _,、 ｀､｀ ､ ＼＼`ー 、
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i〃ｨｆｱ xミ=-|li:i:i:i:i:i:i:i:iー 、`爻辷｀¨て廴ﾐ＝=‐- ﾂ〉
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i,兮 、 |しﾘ }i№i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::... ー=彡 /／ イ
)＼、 ___/i:i:i:i:i:i:i_,爻"゜i:i:i:`ー-=彡":i:℡i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:. ｀入 }
. (（r=彡′j廴__／:::ｿi:i:i:i:i梦ｨ笊芹"(￣￣_)ﾐx､:i:i:i:j[ii:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:. /ﾉyﾆニ彡'
_ノ ／:::ｌ:i:i:i:i:i／:i:i:i:i:i:i:i:iﾉﾘ::::￣:{!i:i:i:i:ﾟ弐它∬i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ⌒ミ=´/／ 丿
⌒ﾒ､ ,.イ::::／i:i:i／i:i:i:i:i:i:i:j!彡":::: ::::::::}!i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∬i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{:::::ヽ-‐''"ﾞ`=彡′
. ｀ ⌒¨´ﾘi|::〈{i:i:i i! i:i:i:i:i:i:i≠::::::::::::: :::::::::||i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∬i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヽ::::::≦二 _
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6316 名前：
ゴジュラス ◆ZX2DX6eltM [] 投稿日：2015/12/27(日) 22:40:37.25 ID:mvKfWdI5
/ / ,′ ヽ ヽ ヽ
/ / / ′ ', , ,
/ ./ / { i | ' ,
| / / } ' { { ﾍ │ l │
| / | /| ハ ｌ＼ |＼ │ | | │
| | │ //_｣ ﾑハ l ｰ- L.._＼ | | │ |
| |/ | 'l ｢ │/-､ ＼ l ＼|- ヽト} | | |
| |ﾊ ﾊ {ﾑ-ﾉ/-ﾐ､ ＼l ﾝ‐rぅｭミﾚ ﾉ／| | │ あ……
| ＼八f' {::::｡(,_jヾ {::::::｡(,_jヾ, | | !
| ', ﾊ. 弋:::::::ﾉ ゞ::::::ノ ノ | | '
| , ` ¨´ j ¨´ 'ﾞ | | ヽ
| ∨／/／/ ﾉ /／/／/ | | ヽ
| ' , 丶 | | ヽ ヽ
| ' |:、 | | ､ ＼
| ,′ │＼ _,.. .._ ／| i | ＼ ` 、
|,′ | 丶、 ゛￣￣｀ ／ | ｉ | ＼ ヽ
ﾄ､_彡ｲ_メ乂| │ | （::...._ . ´ _, イ ｉ | ＼ }乂ノ{
. ヾ(ノ ﾘ | | ヽ:::(_ト __, ´-‐''" :.:::::| ｉ | ヽ_｣＿彡
)ノ )ﾉ / |-‐个:::.:.:.￣￣￣.:.:.:.:::::::::::::::::| ｉ |＿＿, -─ｧ／⌒
彡 (／/ ,' ﾉ:::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::j j | jﾉ'´
彡 ｼ/ / /＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ,′ ,′, ﾊ/
. く / // /{:::::::＼::::::::::::::::::::::::::::::::／/ ′/ }
ﾝﾉ / // /:::{::::::::::::`ｰ------‐=彡:::/ / / ﾉﾚ
女神様の手をとって、再び立ち上がる。
そこには、私がずっと求めていたものがあった。
失くしたと思ったもの。
失くして初めて、一番大切だと理解できたもの。
6318 名前：
ゴジュラス ◆ZX2DX6eltM [] 投稿日：2015/12/27(日) 22:44:09.57 ID:mvKfWdI5
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今まで踏み出す事が怖かった。
でも、もう怖くはない。
私が欲しかったものは、私が行くべき場所、あそこにあるのだから。
-‐=￢ -―…―-
／ |
／ . -‐=＝＝=‐- . ＼
／ ｘ==ミ (⌒) ┐ ＼
/{ 〈/¨¨⌒ー‐ |: ｰ┐
/ / /ゝ=-／ ￣￣￣＼ 八 ∧
/ / /O / ／ ／ ＼ ＼_／O
/ ﾟ //／ト／ ／／ } ノ{´ { o|
／ |_f「‐┘/│ ｒ==トミ .／| ノ },//⌒ヽ￤
／ ／ Y＾Ｙ ∨| :| 圦_爪｀ヾ | :/「 ゝ'＾｛ ;
／ ／ / 八_ﾉ 八:| ＼ﾝ |/:│0 ／ / ./
⌒¨¨ア / 〈∧〉 ！ ＼ 厶イ ｘ≦ /〈／
ー=彡 -‐ｧ ／ ＼’ 〃厂 ／｛
／ ／ ／i/ ′ |＼ 〉' ／／〈
／Y ∠ ´ / ／::. | - .::／ |⌒´
/ |／'＾⌒ 厶イ ∧ :ﾄ. ｀ ..:::::; |
／{ ／＾ー‐=ﾆ ／└'f^Y ∧ | ..< ／ ,人
. /Y__,,.. -=ﾆニニニニニニ％ ＼ .::≧o｡o个.／; ／＼{
‐=ﾆニニニニニニニニニニ ∧〉≧==く｝ ⌒＾ 厶イ
ニニニニニニニニニニニﾆ∧〉⌒Ｙ Y,〉=-
ニ＾iｒ=ミニニニﾆ|ニ 〉〉ﾆｒ=ｧ 〉 :｝| ｝|∨ﾆ=‐-
ﾆイ/ニニニニニ|ﾆ://ｒ=く=＼＼ ＼rノ, }ﾄ.ニニニ
=//ニニニニニニ/ｆア¨ニニ 丶.＼ ／／ﾆ％ﾆ:/ニ
//ニニニニニニ//ニニニﾆﾆ=-＼__／ニニﾆ%/ニニ
. ニニニニニニ//ｧニニニニニ{{ニＹニ}}ニﾆ∨ニニﾆ
振り返ると、女神様が見送るように立っていた。
ああ、なんてことだろう。
私はお礼すらせずに逝ってしまうところだった。
6319 名前：
ゴジュラス ◆ZX2DX6eltM [] 投稿日：2015/12/27(日) 22:49:13.65 ID:mvKfWdI5
ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::; '''"´
＼;;;;;; ﾆ=-‐ ''''"´ |
. / { l |
/ |＼ ｌ |‐- 、
. / 人 |‐-＼ ｌ |ｰへ.ヽ あ、あの……
/ イ ヽ ｛┬―-ミ、 ハ | ト ） V
／ 八 ;＼ ∨ ＿＿_. ≧=ｧﾍ. | |,.==ﾐ } ありがとうございます！
＼ ', ＼{ﾉﾍﾌ:心 / ', ｜ 込n )） ｊ＼
、 ヽ ヽ Vi::::ｊ, ' | | Y::Y ハ ＼ 私を、迎えに来てくれて
`トゝ 'ﾟ"´ Ｖ | | V} / {:.
; ｃ ' | l ||イ 八
ﾉ 。 | | ﾊ|| Vハ､ ＼
く | |′|| ｀ ｰ ､＼
､ | | || ＼
ヽ o | | || .. ...:::´
ーｒ -‐' | | || ,....::´:::::::::::
ｰ､ | | ||ィ':::::::::::::::::::::
＿＿＿
＞ ´ ￣ ￣ ｀＜
.／ ＞ ´{ }ミ＞ ､
／ ／ ヽ ノ ヽ
／ ／ ｀￣ ＼
./ / r- ､ ､
,' / ＞ --ミ ! ｀ ＜. ',
i , / ', ', ',. ヽ ､
| i , } 、 ト!ﾊ ! |.', ;
| .| { i ! / ＼ / .〉-‐! ', !
| .! ',. | |ヽ トヽ ヽ/ /,.ィ! !/ ヽ!
| i ', 〉 i!, i'' ヽ! ｀ ＜ /心 '' ! 0
| | i ', ／! ハ,!.ィfミ､ ｀ ＜/弋ﾂ | |. ',
! | ヽr／ |',.イ廴忙 ! 廴!
, {{ } |ヾ. ゞ＞ ' , , 川’,
./ i ヾ | ハ ',
/ ハ 廴__}} ! _ / , ／｀ヽ
./／ } ハ 川川. ', ､ ｀ .ｲ ﾊ | / _!__
/ .| ./ .i ハ. ', ＞。..,, ／ i｀ヽ. / ! .∧ ! , ／ ヽ
| / | / ri ',. ', i''ー/ | V .|/ ', , i / !
!/ |/ !０:.', ||￣￣￣￣ , .! ', }/ ,.ィ ´￣￣i ,
/ i / ,:.:.:.:.:.ヽ. || ＞ ´i , ! ／ ! /
ヽ ＿ /:.:.:.:.:.:.:.:.＼!| ／ .! /:.ｰ-.､ ,,..-―-- ..,, / / .i
＿＿,,r''´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|| ,i 人 ..ｲ:.:.:.:.:.:.:.:＼ｰ-＜:.:.:.:.:.:.＞ ´￣ ｀ ＜ ,. ´ ﾉ
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾﾐ､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!／{ ´ ゝ...::´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀:.ｰ-:.:.:／ i /-== 彡i
言葉なく微笑む女神様を背に、私は駆け出す。
あの光の先には……きっと――――
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6320 名前：
ゴジュラス ◆ZX2DX6eltM [] 投稿日：2015/12/27(日) 22:50:51.40 ID:mvKfWdI5
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6321 名前：
ゴジュラス ◆ZX2DX6eltM [] 投稿日：2015/12/27(日) 22:56:06.39 ID:mvKfWdI5
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,..-''"´ ｀"''-、
／-――- -―＼
/ ＿ ＿ .', 安らかな顔だ
,' ｲ::::）｀ ｲ::::）｀ ',
l ｀¨¨´／ .＼ ¨¨´ l とても死んでいるようには思えない
l （ ,、 ） l
'., ｀¨¨´ ｀¨¨´ /
ヽ、 ＿＿ ／
r''"´:::::::/´| _,,..-''´ヽ
__|::::::::::::/::::::ヽ、 |:::::::〈.、__
_,,..-‐''"´ |＼.／,::::::::::::| |:::::／-ヽ、｀''-..,,_
|ヽ | __ '.,::::::::::＼. .l／::::| ＜_ .|
| ヽ ￣／ '.,::::::::::::＼,':::::::::::', .| .|
| ヽ ＼ ヽ:::::::::::::::::::::::::::::', | .|
| ヽ ＼ ヽ:::::::::::::::::::::::::::', | |
| l ＼ |:::::::::::::::::::::::::::::| l .|
| | ＼|:::::::::::::::::::::::::::::| ,' |
-‐=￢ -―…―-
／ |
／ . -‐=＝＝=‐- . ＼
／ ｘ==ミ (⌒) ┐ ＼
/{ 〈/¨¨⌒ー‐ |: ｰ┐
/ / /ゝ=-／ ￣￣￣＼ 八 ∧ 彼女の家族は、彼女が魔女にされた際、
/ / /O / ／ ／ ＼ ＼_／O 首謀者に殺害されていたようです
/ ﾟ //／ト／ ／／ } ノ{´ { o|
／ |_f「‐┘/│ ｒ==トミ .／| ノ },//⌒ヽ￤ 娘を必死に逃がそうとした両親の思いを
／ ／ Y＾Ｙ ∨| :| 圦_爪｀ヾ | :/「 ゝ'＾｛ ; 守るために、必死に生き延びようとしていました
／ ／ / 八_ﾉ 八:| ＼ﾝ |/:│0 ／ / ./
⌒¨¨ア / 〈∧〉 ！ ＼ 厶イ ｘ≦ /〈／
ー=彡 -‐ｧ ／ ＼’ 〃厂 ／｛
／ ／ ／i/ ′ |＼ 〉' ／／〈
／Y ∠ ´ / ／::. | - .::／ |⌒´
/ |／'＾⌒ 厶イ ∧ :ﾄ. ｀ ..:::::; |
／{ ／＾ー‐=ﾆ ／└'f^Y ∧ | ..< ／ ,人
. /Y__,,.. -=ﾆニニニニニニ％ ＼ .::≧o｡o个.／; ／＼{
‐=ﾆニニニニニニニニニニ ∧〉≧==く｝ ⌒＾ 厶イ
ニニニニニニニニニニニﾆ∧〉⌒Ｙ Y,〉=-
ニ＾iｒ=ミニニニﾆ|ニ 〉〉ﾆｒ=ｧ 〉 :｝| ｝|∨ﾆ=‐-
ﾆイ/ニニニニニ|ﾆ://ｒ=く=＼＼ ＼rノ, }ﾄ.ニニニ
=//ニニニニニニ/ｆア¨ニニ 丶.＼ ／／ﾆ％ﾆ:/ニ
//ニニニニニニ//ニニニﾆﾆ=-＼__／ニニﾆ%/ニニ
. ニニニニニニ//ｧニニニニニ{{ニＹニ}}ニﾆ∨ニニﾆ
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6322 名前：
ゴジュラス ◆ZX2DX6eltM [] 投稿日：2015/12/27(日) 22:57:56.98 ID:mvKfWdI5
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ そうか……
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | ありがとう、ジャンヌ
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
- , -
. ´ ⌒γ⌒ ` .
／／ ＜ ＼=-
/ / ＼ ヽ `
/ , ＞ ''"( )≧ﾆ彡 Y `
／ ／ ( _ ) `=ー=´ ( _ ) ＼
／ ｲ / ∠ ゝ ⌒) (⌒ ノ/ヽ ＼ `
ゝ _ 彡 / / ⊂＝ｲ ＿ 〈 〉 ＿ ／////ﾑ ＼
// | :|ﾄ、 ／ / ) ) ( ( ＼////, ミ=- 何故、礼を言うのです？
/, | :l///// ー≠ﾊ/＼人／ マ＝ー Ｖ//l:. ヽ
i/ ﾉ :|///( /|/ |＼ Y ／从ヽ＼ )//|:::.. ＼
l / | ／ 弋云テ )/)ﾉ 弋云テ＼`<.l:::::. ＼
/ / ﾑ| | | " " Y | ヽ＼ Y
/／/{ ___l| | |、 、 .ｲ ト、} ＼
／ / ﾑ川l| | |l:::::... _ _ ...::::::| |ﾑ川ト 、 l
/ ノ |l| | |lYニ ≧ _ ＜ニY|:| il | |＼:::::::::ヽ li
/／ |l| |从|ﾉ ｲﾆ=ー- ー=ﾆｱ ﾑ|ﾉl |lノゝ:::::::::::::::ﾑl
r "￣!i| |￣人 { } 人::l |￣￣￣ V 乂ヽ
. / .人 | <／ ＼ ＿＿ ／ ＼>lﾉ lゝ )
/ ' 「i 、 _ l」 彡 ﾑ Y ハ
ﾑ ﾚ´> ⌒(＼＼＼ <Y 、ゝ ノ
| /| Y / /(＼ ＼＼＼ l |l ヽノ
ノ /:::| V / /＼ ＼ ＼` Y l .l:::i ＼
／ ﾑ::::| l ム / ヽ l .l ll:::i: >
< 〈::::::| l ` /:::) / ﾉ ll::::l (
> Ｖ:::| l＼ 人 }::/ / / ll::::l )
.
6323 名前：隔壁内の名無しさん[sage] 投稿日：2015/12/27(日) 22:58:47.59 ID:r+y6cIN1
まあ協会と組まないならこうなるしかないわな
6325 名前：隔壁内の名無しさん[sage] 投稿日：2015/12/27(日) 23:01:11.53 ID:d6WvOywp
予想はしてたけどやっぱりそうなるか・・・
安らかに逝けたことがせめてもの救いか6330 名前：
ゴジュラス ◆ZX2DX6eltM [] 投稿日：2015/12/27(日) 23:11:05.65 ID:mvKfWdI5
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼ やる夫には、殺すことしか出来なかった
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | きっとその時には、彼女は無念と憎しみで凝り固まった死に顔を晒しただろう
＼ ｀ ⌒´ ,／
ノ ー‐ ＼
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ やる夫は、人を殺すことに最早抵抗など無い人でなしだお
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | それでもそんな顔を見てしまえば、きっと思うところがあったろう
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼ だから、ありがとう
. ／ ― ー ＼
| （●） （●） | 彼女を救ってくれて
. ＼ （__人__） ／
. ノ ｀ ⌒´ ＼
／´ ヽ
6332 名前：
ゴジュラス ◆ZX2DX6eltM [] 投稿日：2015/12/27(日) 23:17:25.34 ID:mvKfWdI5
,. …=…‐-
'" '"｀ﾞ` ﾐx､
／,ィ≠ミ、 ,,-= 、 ＼
/／ (⌒) |l 丿(⌒)＼ ＼
//ο ⌒ー｀￣´_jﾚ、 ο＼ ＼
/｛ ／⌒Y ) ( ,ｧ≠=ミｘ ﾉし' ｝ ＼、 ……未だ終わっていません
,' (i! {i ,'冫 ﾉ ﾉし'{i ,'冫 ハr._，| ｀､ ≧=- _
,' ｜.》ﾘﾊ〈{ f‐メ l! ,ﾒ、ﾙﾊ, |.ｬ_ｧ| ヾ、 ,,;～ニ'"_⌒` 一刻も早く、このような不幸を撒き散らす
,′ ,∨ ｲーミ ^Y^ 〉f-―ﾘ‐!〈 廴_! ',｀ ､彡ヘ⌒ー-=ミx 存在を討たなければ
i! 奚从杙鈊、_ノﾉ' "雀莎ヾ=-ij=- 、｀ 、` ＼ ＼、
| 塋 ﾊ ｀¨´ , ｀¨¨´| 叉_丿ﾐ ', ｀ー 、
ﾉ,ﾊ! "" .ハ ′ | ｀ﾞ` ﾄ 、 ＿ - "⌒¨´ そうでしょう？
/′| ＼ 、__ ﾒﾊ ∧ ! ,ﾊ! 入
| l! （｀ﾒ､＼ _ .. ィ"/´ﾞ! /}}ｉ| i!!ﾘ⌒ﾒ､乂ヾ ｀ヽ,、
|ﾊ八j |＼、,,≠L＿___⊥ｦ/′ .|/ﾘ＿__ミ=- ｷ=- ヾ メx、
_＿__＼{-‐,ｧ======ﾐｘ%㌢=- /′ 刈 _,、 ｀､｀ ､ ＼＼`ー 、
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i〃ｨｆｱ xミ=-|li:i:i:i:i:i:i:i:iー 、`爻辷｀¨て廴ﾐ＝=‐- ﾂ〉
/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i,兮 、 |しﾘ }i№i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::... ー=彡 /／ イ
)＼、 ___/i:i:i:i:i:i:i_,爻"゜i:i:i:`ー-=彡":i:℡i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:. ｀入 }
. (（r=彡′j廴__／:::ｿi:i:i:i:i梦ｨ笊芹"(￣￣_)ﾐx､:i:i:i:j[ii:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:. /ﾉyﾆニ彡'
_ノ ／:::ｌ:i:i:i:i:i／:i:i:i:i:i:i:i:iﾉﾘ::::￣:{!i:i:i:i:ﾟ弐它∬i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ⌒ミ=´/／ 丿
⌒ﾒ､ ,.イ::::／i:i:i／i:i:i:i:i:i:i:j!彡":::: ::::::::}!i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∬i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{:::::ヽ-‐''"ﾞ`=彡′
. ｀ ⌒¨´ﾘi|::〈{i:i:i i! i:i:i:i:i:i:i≠::::::::::::: :::::::::||i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∬i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iヽ::::::≦二 _
》》::ヾ、:{i i:i:i:i:i:i〃::::::::::::::: ::::::::::{{i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i㏍i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}〉ゝ::::::::::{⌒
＿＿＿_
／ ＼ ああ、そうだな
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ 帰ろう
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／ 彼女も、こんな所に野晒しにはしておけない
／ ー‐ ＼
6333 名前：
ゴジュラス ◆ZX2DX6eltM [] 投稿日：2015/12/27(日) 23:35:45.13 ID:mvKfWdI5
ｌ￣￣ｌﾞiﾞi㎜㎜㎜
ｌﾃ￣￣￣ﾃﾕ ﾞi､ Ei
／￣ ￣￣／￣￣i 〉 ＼
/ ∧ ／ ＿__ ,'/ Ο＼ 本日はここまでとします
/＿∨＿_／ ∠＿/i ,'/j_--''´ｺ
┌／／／／／＼--________／ ﾍ |㎞ﾞi なお、今回教会ルートが高難易度である理由の一つが、
┌‐／＿ ／―┐￣｀|／-'i´.E| | | |㎜ソ 強いサーヴァントを護衛に連れていると、時計塔が
┌／／／／―┐ ／ i ﾞi E| ｌⅢｌ_--､| 味方陣営への引き止め工作を行うことでルート選択
「 |n|n| ﾞi＿＿__／´ﾞ┐┐ || E| / /三三 ﾞﾞi が潰される事です
|‐‐‐‐‐ i i i ┐ | |┌┐E|ｍｍ| i三三三 .|
|| | | | | |┃┃| i |. | ‐'''ＮＮＮＮ' | i三三三､/ なので、ライダーの時には出てきた筈の教会接触
ヽ────────‐'ＮＮ ＮＮ／／￣ ｌ┐ イベントが今回は発生しておりません
ＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮＮ Ｎ ／／ﾞiﾞi ┐￣＼
ＮＮ／ Ｎ ／／ﾍﾍﾞiﾞi / / | それ以外にも教会ルートに入る道はありましたが、
Ｎ ＮＮ／／|ヽ ﾍﾍ / / それは巻き戻しより前の選択肢である為、今回のプレイ
ＮＮＮＮＮＮＮＮ／ ／| | ヽ ﾍﾍ/ / 内容だと前回の道以外に教会ルートへは入れません
／'''''‐------／,／三| | 匚冂／/
/ /￣￣￣´´ 三| | ／ / それではお疲れ様でした
.
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